情報の自由と活用を考えるシンポジウム

「ネット炎上でどうして起こるの?どうやって対処するの?」

「トランプ氏が当選したのはなぜ?メディアとの関係は?」

「口コミって役に立つ?何か問題はないの?」

こうした論点について考えるシンポジウムが開催されます。

Innovation Nippon2016シンポジウム「情報の自由と活用を考える―政治・消費・対話のパラダイムシフト」

私もモデレータとして登壇します。無料ですので、奮ってご参加ください。

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日時
2016年12月15日(木) 13:10~18:30

会場
東京ミッドタウン カンファレンスRoom7(ミッドタウンタワー4F)

主催
Innovation Nippon

 

 

ブロックチェーンとIoT

まだまだ検討が進んでいない分野の一つが、ブロックチェーンのIoTへの応用だろう。

IoTへの応用にどんな意味があるのか?

それを考察したのが、以下の記事です。

ブロックチェーンの応用分野として有望なIoT――直面する「課題」と「もたらされるもの」

シェアリングの経済学

今日はGLOCOMで開催された研究ワークショップ「社会課題解決策としてのシェアリングエコノミー ~人材・地方の遊休資産を再活用するインパクト」に参加者として参加した。

先日の情報文化学会の基調講演もそうだが、最近シェアリング・エコノミーについて考える機会が増えている。

シェアリングが可能になった背景には二つの意味での取引コストの削減がある。

一つは、ICTによって空いた部屋、空いた車、空いた時間(労働力)などに関する需要と供給を可視化し、マッチングが飛躍的に効率化したことだ。

しかし、もう一つ重要な取引コストの低減がある。それは、評判と信頼の可視化により、不確実性や機会主義的行動という取引コストを削減したことだ

C to C(コンシューマーとコンシューマー)が直接やり取りするシェアリングでは、階層組織による監督機能がないため、とりわけ提供側に付随する不確実性や機会主義のリスクが増大する。例えばライドシェアに乗せた後に料金を水増ししたり、遠回りしたりといったことだ。あるいは、部屋を借りたら清掃が行き届いていなかった、ということもありうる(もちろん、利用者側の不確実性も存在する)。

こうした不確実性が高まると、市場で取引することはできず、企業組織によって上司からの監督という形で品質を保証することで不確実性を回避することになる。

こうした不確実性について、シェアリングではレーティング(評価)という形で回避している。さらに、決済機能を外部化することで、支払いにまつわる不確実性や機会主義を低減している。C to Cのシェアリングが機能するためには、こうした不確実性の回避は不可欠なものだ。

最近のシェアリングサービスの普及は、ICTにより取引コストが低減されるのであれば、階層的組織でなくともサービスを提供できることを示している。それは、ヒエラルキーから分散型・マーケット型のサービス提供形態への転換の可能性を示している。

その一方で、それがいわゆるC to C、すなわち生活者同士のシェアという思想に基づくものか、あるいは新しいプロフェッショナルなサービスの提供形態なのかは明らかではない。

また、シェアリングは一面では個の権限の増大を示しているが、一方ではネットワーク効果を背景とした仲介事業者のスーパースター化を伴う可能性があることにも注意が必要だろう。

 

難しいことをわかりやすく

最近、ブロックチェーンについてできるだけ簡単に説明してください、という取材の依頼が増えている。難しいことを簡単に説明するというのは、なかなか奥が深い。割と詳細まで調べていないと話せない部分もある一方で、どこまで丸めて話すかというさじ加減も必要になる。

たとえ話や擬人化なども必要だ。でも、一番勉強になるのは、そういった取材を受けながら、先方からどういった質問や疑問が出るかだろう。「あぁー、そういう疑問が生じるのか」といった気付きを与えてくれる。

そんな中で、「ブロックチェーンをできるだけ分かりやすく説明してください」という要望にお応えした結果がいくつか公開されていますので、よろしければご覧ください。

日本経済新聞電子版「ブロックチェーンって何?その可能性は」2016年10月18日公開.

【誰でもわかる】ブロックチェーンって? ビットコインを支える技術の正体」BuzFeed, 2016年11月6日.

 

 

情報文化学会 基調講演

先日、情報文化学会 第24回全国大会にて基調講演をさせて頂く機会がありました。

「オープンデータ・シェアリング・ブロックチェーンに見る分散型社会の可能性と課題」

ICTは分権化をもたらしているのか?集権化をもたらしているのか?という観点をベースにオープンデータ、シェアリング、ブロックチェーンをまとめてお話させていただきました。

分散型システムであっても、それが個のエンパワーメントをもたらしているのか、新たな集中をもたらしているのか、興味深い論点はたくさんあります。

 

 

超高齢化時代に適した キャリアの柔軟化を考える

GLOCOMのHPにて、オピニオン・ペーパーを公開しました。

超高齢化時代に適した キャリアの柔軟化を考える

高齢化に伴い長期的なキャリアを描いていく必要が高まる中で、企業は兼業や副業についてもっと柔軟に考えようという趣旨です。

(前書きより)

我が国は、超高齢化により、社会保障から労働力、 国内需要など、様々な側面で課題に直面している。 一方、個人のキャリアに着目しても、年金支給年齢 の引き上げや、それに伴う高齢期の就労問題など、 課題が見えつつある。超高齢化、長寿命化が進んで いく中で、個人はどのようにキャリアをデザインし ていけばよいのだろうか。また、企業はどのように 対応していくべきだろうか。